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2017年6月16日

時間旅行 ~30数年前の『音』を求めて~

こんにちは。きよみずです。
梅雨とは言え爽やかな天気(@上井草)が続いていますね。

先日、ちょっとした時間旅行をしてきました。
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ある「探し物」を見つけるべく・・・!
30数年前に想いを馳せるのでした。

2017年現在、音楽の制作はほとんどデジタル化されています。
ミュージシャンによる生演奏や、
アーティストによる生歌唱も、
デジタルな媒体に記録して管理しています。
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しかし、そうなったのもここ10数年のことで、
それまでは映像も音楽も、アナログなテープこそが記録媒体の主流でした。

以前のブログ
CDで音楽を聴くようになってから約35年とお伝えしましたが、
CDはあくまでもユーザーが聴くための記録媒体として作られているので
記録できる情報量は限られています。

スタジオでレコーディングされた、数々の楽器の音や電子音や歌声は、
業務用の磁気テープに記録されていました。

それがこちら!!
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(比較用の一般的なサインペンです!)

こちらは「マルチテープ」と呼ばれ、
テープの幅は2インチ、24トラックを記録でき、それぞれに音が収録されています。
複数(=マルチ)のトラックを録音したテープなのでマルチテープです。
ここに、当時の音が、ミックス(音の調整)をする前の全てが、詰め込まれています!

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(昭和57.5.16の日付が見えます!)
24トラック、それぞれに何の楽器の音が入っているのかを記した表や

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さらに楽曲毎にどの楽器が演奏している、していないを記した表が同封されています。

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そしてこちら、「グランドマスター」と書かれた紙・・・
このテープが全ての元となる、
この世にただ一つの『グランドマスターなテープ』だということを
静かに力強く伝えてきます。。。迫力がすごい。。。

以前のブログに出てきた「マスターテープ」は
『複製の元となるテープ』という意味でのマスターテープでした。
しかし、このマルチテープ、『グランドマスターなテープ』は、
音のミキシング・トラックダウンをする前の素材のマスター。
迫力が違います。。。

よく耳にする「デジタルリマスター」や「ハイレゾ音源化」するためには
この【ミックス(音の調整)前の音の素材】が無ければできません。
この素材を、最新のデジタル技術でリマスタリングすることにより、
30数年前の音も、より鮮明な音で皆さんにお届けすることができます。
job_pa_mixer.png
(今回探し求めたテープと音源がどうなるかについては、後日皆様にお知らせできる予定です・・・!!
もうしばしお待ちください!!!!!!!)

デジタル技術により複製、コピーが容易になった現代ですが、
30数年前の音が、目の前の、この大きなテープに記録されていると思うと感慨深く、
このテープを大切に、そしてその時代のベストな状態で聴けるよう、
楽曲を伝えてゆかねば、と強く思ったのでした。

最後に、その他のテープの箱の背表紙を一部公開!

2インチの重厚感!!名作のタイトルが並ぶ!!!迫力がすごい!!!!
(恐らく世界初公開です)

※弊社管理上のアレがアレですので、一部加工した画像ですがご了承くださいませ。
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(イデオンのシールかっこよすぎですね)

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素晴らしい楽曲の数々を記録した偉大なテープたち。
今もなお親しまれている楽曲はここから巣立ち、
映像に使われ、レコードになり、CDになり、皆さまに届いております!
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これからもたくさんお届けできるようにがんばります!
きよみずでしたー!!!