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2016年5月20日

主観と客体の境界は?

庶務長です。

夏日が増えてくる季節となりました。
でも、朝晩はどうしても冷え込んで。

社内でも風邪やら鼻の調子やらなんだか不穏な空気が流れてます。

体も慣れてきていないので、皆様是非気温差にはご留意くださいね。


今日はもっと体が悪くなる(??)ようなオハナシです。

仕事中に不意に口淋しくなるときがありませんか。
常時というわけではないものの、そんな時の為にデスクの中に飴を常備しています。


「のど飴は喉には優しいが胃に悪い」という都市伝説を信じているので、
専ら机の中には果汁系もしくはスコッチ系のキャンディーが見え隠れ。


だが、唯一机の上に置きっぱなしで存在感を主張している飴がございまして。

じゃん。
2016051614350000.jpg

「サルミアッキ」
ラテン語の「塩化アンモニウム」を語源にもつ、由緒正しきフィンランドの国民的ソフトキャンディ。

で、世に言う「世界で一番不味い飴」。

ちなみに、上の箱を開けるとこんなん出てきます。
2016051915340000.jpg
(長辺2cm弱です)
漢方などでよく使われる「甘草」の汁(黒)と塩化アンモニウムで出来ていて、甘くなく塩気があって。
微かなアンモニア臭も食欲増進させる効果がある、といわれています。

漢方で慣れ親しんだ匂いと味だと思うのですが、
日本人は10人中9人が「げぇぇぇっ」と言う羽目に。
日本人だけではない、悪食で有名なアメリカ人(偏見)ですら「ノーサンキュー」な飴のようです。

だが。
しかし。
駄菓子菓子。

実は、私はこれが大好き。
前世はフィンランド人だったに違いなく、違和感なくこれを食せるのです。

故に、フィンランドへやまが行くと、そんな奇特な私のためにこのサルミアッキをお土産に持ってきてくれたりします。
というわけで机の上に常備されているです。


ちなみに「リコリス菓子」と呼ばれるグミ系の同様の黒いソフトキャンディがありますが、これは塩化アンモニウムの代わりにアニスオイルを入れてあり、こちらは個人的にはノーサンキュー。
220px-Liquorice_wheels.jpg

(ハ○ボーさんが売ってマス)

だが。
私があまりにもおいしそうに食べるので、
フロアの連中は「それは美味しいものだ」と勘違いした模様。
「一つもらえませんか?」
と言ってくる私の女優魂(?)に誑かされるトラジがいたりする。

そして、ヤツは食して能面のような顔になった・・・アーメン。


何故人間は、自分が酷い目にあったら、隣人も同じ目にあわせようとするのでしょうな。
トラジは自分だけ悲惨な目に合わされるのは悔しかったようで、
隣の新メンバー達に
「食べないと社内の話のネタについていけないよ」
などと誘ってみたりしている。


連鎖は続き、結局フロアの人間全員が試食してみた。

「うげぇぇぇぇ」の嵐。


結局、殆どの社内の人間は「人生二度と食さない!」と誓うことと相成った。


でも、フィンランドの方々は街中で普通に鞄からこれを取り出して普通に口に入れていたし、刻んでウォッカに漬け込んだ「サルミアッキ酒」も人気。


人それぞれの味覚感覚は「主観」であり、他人と相容れないものであることを痛感。
また、「うげえ」という「客体」現象を「共有」したくなるのもまた「主観」のなせる業であって。


「共感」が欲しくて、自分が美味しいと思うものを人に勧め、
不味いものも人に勧める。


矛盾の塊のような人間という淋しい種族の憐れさを垣間見た次第。

というわけで、共有したい私としては、
誰か一緒にサルミアッキを食べてくれる人大募集(笑)