SUNRISE Music Publishing

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2016年3月25日

「著作権」と「原盤」ってなんですか?!

はじめまして!先日入社した「きよみず」です。
未経験で飛び込んだので、日々勉強している音楽業界についてのお話をいろいろできればと思います!

初めてのブログのテーマは音楽出版業界の入り口の知識、
「著作権」と「原盤」にしました。
(そしたらめちゃくちゃ長くなりました。予め謝ります、ごめんなさい)

最後には『ラブライブ!』の話にするので読んでってください!!



「著作権」と「原盤」です。
時折耳にはするものの、違いも実態もよくわかりませんでした。
大事なことだとはわかるけど、目に見えません...。
契約書を見ても、そもそもこの単語と概念が理解できなければ先に進めないのです!
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さて、その前に「音楽出版」とは何ぞや?
という部分もあると思うのですが、ここでは『一般社団法人 日本音楽出版社協会』のわかりやすいページのリンクを貼っておきます!ぜひご覧ください!


では、本題に戻ります。

まず「著作権」です。
歌入りの楽曲は
・作詞家
・作曲家
により紙面(今はパソコンで作業される作家さんがほとんどかもしれませんが)上で生み出されます。詞と曲は作られたときから「著作権」が発生し、両者はそれぞれ作品の「著作権の権利者」となります。
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・音楽出版社
はそれらを1つにして
『こんな素敵な歌が生まれたよー!譜面作ったよ!』
『演奏したり、聴いたり、歌ったりできるよ!』
『譜面が売れたり、演奏されたり、聴いてもらったり、歌ってもらうと、みんなから楽曲の使用料をもらうよ!作家さんにお金が入るよ!』と作家の代わりにプロモーションやお金の管理をするために存在しています。

ゆえに、上記の3者まとめて、著作権の権利者となります。
音楽出版社は、「協力して一緒にプロモーションしよう!だから著作権も分けて持とう!」という「共同出版」という取り組みも多いです。
business_katakumi.png
大事なことは、1つの作品の著作権は1つ、ということです。

次に「原盤」です。

歌手Aさんがこの楽曲を歌ってCDを出すことになりました!
録音スタジオを借りて、歌以外の部分を演奏し、音の調整をします。
そこにAさんの歌を入れて、さらに伴奏や歌の音のバランスなどを調整します。
music_hikigatari_guitar.png

この作業は時間もお金もかかりますが、これが無いとCDが作れません!
配信もこの元の音源が無いと配信できません!

この音源こそが「原盤」です。現場では、マスターテープとも言われたりしています。

この原盤の制作にお金を出した人、それが「原盤」の権利者 です。
著作権者とは別の場合が多いですが、同一の場合や一部重なっている場合もあります。
大体は音楽出版社やレコード会社が「原盤」の権利者 になることが多いです。
ちょっとずつお金を出し合って作る「共同原盤」という取り組みも多いです。

こうして歌手Aさんの歌う「原盤A」ができました!やったー!
これでCDを作ったり、配信をしたり、楽曲を皆さんにお届けすることができました。
music_ongaku_kansyou.pngcomputer_screenreader_shikakusyougai.png

さて、この楽曲がめちゃくちゃヒットしたので
歌手BさんやアイドルグループCさんが「私たちもそれを歌ってCDを出したい!」と言ってきました。
music_band_visual.pngidol_woman_audience.png
詞も曲も一緒ですが、歌手が変わるので歌を録りなおします!アレンジ(編曲)も変わるかもしれません!
そうするともちろんまた、
録音スタジオを借りて、歌以外の部分を演奏し、音の(以下省略)

それぞれの音源「原盤B」と「原盤C」ができあがりました!やったー!

そうです、1つの作品でも、原盤はたくさん生まれます!
そして、それぞれお金を出した人が違うので「原盤」の権利者 は別々ということになります。

また、歌手Aさんが「しっとり歌ってみたい」といって、バラードバージョンなどを歌えば
これも「原盤Aのバラードバージョン」という別の原盤になるのです。
job_enkakasyu.png

結果、1つの作品でも原盤はたくさん生まれることになります!

ここで『ラブライブ!』の話をします。
cd_20a.jpg
TVアニメの1期は9人がどんな風に1つのグループとして結成されていくかというストーリーでした。
スクールアイドルを3人から始めたところにどんどんメンバーが入っていきます。
すると、エンディングテーマは全13話とも『きっと青春が聞こえる』なのですが、
9人揃った「μ's」バージョンがあれば、
最初にスクールアイドルを始めた「2年生3人」が歌うバージョンや、
物語の進展にあわせて「1年生3人」バージョン、「2年生と1年生の6人」バージョン、
「アイドルオタクの先輩ソロ」バージョンなどなど、、、
いろんな『きっと青春が聞こえる』を使っていました。毎回エンディングがどんなバージョンか、楽しみの1つでもありました。

『きっと青春が聞こえる』の
【著作権】は1つ、
作詞:畑亜貴さん、作曲:高田暁さん ですが、

【原盤】は
めちゃくちゃいっぱいあります!

この例え話がしたかったんです(笑)

「著作権」と「原盤」は身近ではないかもしれませんが
皆さんの聞いている音楽には必ずあるものなので、
少し興味を持っていただければうれしいです!

μ'sもファイナルライブを迎えますが、『ラブライブ!』の楽曲はこれからも長く愛されると思いますし、
ぜひ皆さんにたくさん聴いて楽しんでいただきたいと思います!私も大好きです!
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3/31(木)・4/1(金)に東京ドームで開催される
「ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜」は
おかげさまでチケット完売となっていますが、

3/31(木)・4/1(金)・4/2(土)は
全国の劇場でライブビューイングも実施します!
【劇場情報・チケットはこちらから】
16時からの生中継に18時からのディレイ中継、そして土曜日の実施もありますので
より多くの方に楽しんでいただければと思います!
入場者特典もございます!

劇場ではライブグッズも販売予定なので、
「東京ドームに行けない!」という方は、お近くのライブビューイング実施劇場をご利用ください!
※詳細な情報は各劇場にお問い合わせください。

長文にお付き合いいただきありがとうございました!ではまたー!!