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2015年3月27日

南半球のあれやこれや~南米逃亡?雑記・その4

庶務長です。
朝晩の気温差が20度近いです。

弥生の終りにダウンを着て通勤って。
しかも花粉は最大級に飛んでますよ、マスクマスク!

とりあえず連続罰ゲーム最終回です。

旅行に行く前に黄熱病や高山病の情報を仕入れていた。
高山病は何とかなりそうで、頭痛薬もしくは風邪薬で対応しよう、あとはコカ茶がどれだけ効くのかな~と呑気だった。
何せ、体験にしにくのだから、その症状がどれだけ出るのかは出たとこ勝負ではないか。
そして、黄熱病の方はさらに呑気に考えていた。
だって、高地だらけだ。1,000mを越えれば病原菌を持つ蚊なんていないじゃないか?

ところが、虫がいたのだ、いっぱい。
P1000295.JPG
(←ぶれてますが、マチュピチュで私に懐いた蝶々さん)

湿気、草木があるところ、虫もいる。
特に虫が苦手というわけではないが、3,000mを越えるところに存在する虫は驚くばかり。
虫嫌いのN嬢が虫除けスプレーをふんだんに振りまいた次第。










南半球に来て一番感激したのは、洗面台に水が吸い込まれて行く時の渦。
「いや、これコリオリさん到来!!?」

・・・特にこんな小さい渦だと偶然らしいんですが(笑)
でも、今まで絶対見たことない回転(時計回り)だったので、
「THE 南半球に来たぞ感」を味わいました。

「来たぞ感」といえば星空。
(念力で見てくださいね、南十字星ですよ/笑→)IMG_0405.JPG
やっぱり星座の配置が全く違う!
メジャーじゃない星座が多いので、見るのに苦労しましたが唯一見つけたのが南十字星!
もう、サザンクロスの歌を歌っちゃいました。

道路にも結構驚きが。
オフロード的な箇所が殆どでしたが、流石に市街地は舗装道路。
でも、各所にスピードバンプが設置されていて、強制的に減速措置。
ガイドさんに疑問をぶつけてみた。

「南米の運転手の矜持は赤信号でどれだけ先に詰められるか」

なのだそうで。

お陰で夜明けや深夜の道路の怖いこと。
飛ばすだけでは飽き足らず、信号無視に車線変更無視整列無視。
とにかく街中だけでもスピードバンプが必要なのは納得。
でも、高低さの多い道のりを彼らの運転は安定感があり、下手な運転ではなかった気がする。
でも、私にはこの道運転できそうにない。

逆に帰国してふと気が付いたことは、
日本は窓が多いということ。
あちらは乾燥地帯だからだろうか、それとも高地で日差しが厳しいのだろうか。
それとも欧州の文化の影響だろうか、建設中の家屋はとにかく窓が小さい。
ついでに玄関の塀も高く張り巡らされていて見ている方が閉塞感を味わう。
先にも書いたが、侵略者や文化を受け入れた感覚とは真逆である。
P2190454.JPG(←こんな壁が続くんです、部屋の中は昼間でもよく見えない)
理由は聞き損ねてしまったが、中に入っても「暗いわ」という印象。
視力が弱い私としては暗闇は厳しい次第。











ウユニのガイド・ジョニーと二泊三日の強制英会話教室。
長時間一緒だったので、結構いろいろな話をしていた。
その中で、彼は日本に行きたいが、まずアメリカを通過するためのビザを発行するのに3,000米ドルが必要なのだ、と言っていた。
その金額保証がないと不法入国不法労働者の危険が出てくる、と米政府は判断しているらしい。

我々の米国通過のための金額はESTAの14米ドルのみ。
しかも2年間有効。

普段頓着をしていないが、日本人の世界的信用度はいかほどなのだろう。
先達の築いてきた目に見えない実績というものにどれ程恵まれているか、と地球の裏側で気が付くとは思わなかった。


蛇足だがジョニーが何の仕事しているの?と聞いて、
「アニメの音楽関係の仕事」

と答えて返ってきた答え。
「Oh!D●●g●n ball! O●E P●E●E!! N●R●T●!!!」

え~、わが社のアニメじゃないじゃない!
うちのプラモデル持って行って宣伝するべきだったのか!?と激しく後悔。
地球の裏側、待ってろよ!

そして、忘れちゃいけない食生活と排泄生活。

驚くほど野菜が多い。
彼らはジャガイモやサツマイモなど芋を水分を抜いて保存食にもしている。
ジャガイモと米が主食。
黍なんかも出てくる。
しかも優しい味がして、とても日本人にあった料理が並ぶ。
世界中を食べ歩くやまは感激して一言。
「日本を除いて、世界で一番美味しい食事だ」
P2160088.JPG
(←コロモも黍なのであっさり軽い!)


それくらい日本人には親和性のある味と材料だった。













エンパナーダ&サルテーニャ等はボリビアのソウルフードだが、トルコ風サモサのような味で飽きの来ない料理。肉と野菜がたっぷり。本当にヘルシーで体にいい料理ばかり。P2180402.JPG(市場の野菜満載!→)


ただ、リャマの肉は同行者には大不評。
癖が強くて、人を選ぶかもしれない。
アルパカの肉もあるのだが、食べられず終い。残念無念。
IMG_20150219_192206555 - コピー.jpg
(でも茄子にサツマイモにトマトにごぼう。ヘルシー!)

P1000272.JPGそして忘れちゃいけないお茶。
高山病に効く、といわれるコカ茶。
とっても軽くってハーブティーとジャスミンティーの中間のような味わい。
本当に移動で疲れている時にお世話になりました。
(大ヒット!日本でも飲みたいよぉ)

・・・原材料はコカの葉っぱです。
日本には絶対持って帰れないシロモノです。
向こうに行ったら是非味わってみてください。
日本人好きなテイストですよ。

好評な食事に引き換え、トイレ事情は結構大変。

・中便座が付いていないペルー
・勿論、トイレに入るのに金を払っても紙が無いところも。
・使用済みの紙を流すのNG。
・水を流がす場合は入り口のドラムカンに溜めてある水で自主的に。

・・・日本から持っていったトイレットペーパー一巻き。
スーパーブランドの安いものですが、本当に日本の紙はお尻に優しい。
これで、見知らぬ日本人のお尻を数多く救いました。


南米人はトイレに頓着しないのか。
それとも、日本人がトイレに頓着しすぎるのか。

文化の違いを体感するのが海外旅行ですが、トイレが一番体感する場所。
様々な移動はさまざまなトイレ体験を生む。
今回は久しぶりに千差万別な排泄生活を満喫した次第。


それにしても。
毎回、海外に行くと考えてしまう「人間の分相応」ということ。
近代的なビルが沢山ある、交通機関が整備されている。
水道から湯水のように飲料水が出る。
膨大で手に取るのが迷うスーパーの品数。
本当に、自分の生活にあっているのか。
巻き込まれたまま、放置されている物質社会の根源は?

様々な積み重ねで出来上がっている自分の周囲の環境。
本当に自分が掴めるのは一握の砂、ならぬ一握りの塩だけなのかもしれない。

たった10日間、という時間で見るには大陸は大きすぎる。
聞きたかったこと、見たかったもの、体験したかった場所がまだまだいっぱい。

何故逃げるように海外に身を置くのか考えてみた。
自分の慣れ親しんだ環境を脱して自らの卑小さを思い知る。
日本より死に近いかもしれない自然環境に身を漬けて、生と死が生々しく同居している動物的感覚を思い知る。


そうすると何事にも謙虚に物事を見ようとする自分がまだ体内にいることを発見できるかもしれない。

多分、自分の中にある何かを見つめるためにそんなことをしているのかもしれません。


おそらく定期的に。
発作的に。


また、次の旅に出たくなる時がやってくるかと思います。

それまではとりあえず筋肉の増強と長時間座っていても疲れない体力を身につけるべく筋トレしとこ、と痛感。


とりあえず、今回で逃亡日記は終了です。
次からは毎週金曜日更新予定です。


来年度もよろしくお願い申し上げます。