SUNRISE Music Publishing

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2013年5月17日

マスタリング ことはじめ

今日はまた良い天気ですね。
5月だってのにこんなに暑いとは...。
渋谷の宮益坂を登っただけで汗ばんでしまいました。

先週は湘南の「漁れたて釜揚げしらす」でミネラル補給をすることができました。
GUNBOYスタッフ一同暑さに負けず頑張れそうです!
N様、ありがとうございました!

さて、6/26発売予定の「アイカツ!」新OP/EDテーマ。
4月から新テーマ曲に替わり、そろそろ耳に馴染んできた頃かと思います。

元気満開アッパーチューンのOPテーマ「ダイヤモンドハッピー」と、
STAR☆ANIS 8人がシリアスに歌うEDテーマ「ヒラリ/ヒトリ/キラリ」。
是非フルサイズをCDで聴いて欲しいです!


まさに本日、そのシングルのマスタリング作業が行われました。
マスタリングエンジニア滝瀬さんの手で、素晴らしい仕上がりになりました!


さて、CDのクレジット等で見かけるこの「マスタリング」。
我々音楽業界の人間はその役割を理解している...はずなのですが、
それって一体何なの?という方に、本当〜に簡単なご説明をしてみようかと。


まず、「マスタリング」という名の通り、音源の「マスター」
つまり「原本」を作り上げる作業ということはお分かりいただけると思います。

CDに収録されたり、音楽配信でリリースされたりする音源は、
すべてがこの「マスター」のコピーなのです。
そう言われると、何だかすごく大切なものに思えてきますよね。

写真 2013-05-17 15 39 44.jpg
<本日お世話になりましたM's diskさん>

では、どのような作業をするのか。
大きく分けて二つあります。


ひとつ目は、音の補正です。
レコーディングされた複数の楽器や歌などの音源は、
ミックスダウン(トラックダウン)されて、ひとつの音源に固定されます。

この状態でも、音楽として充分に楽しむことができるのですが
マスタリングでは、さらに聴きやすくするための補正を施します。

具体的には、音圧や音の粒立ちを整えるコンプレッサーや、
特定の周波数帯の音を増減させるイコライザー等を使って
曲全体の補正を行います。

CD(特にアルバム)のマスタリングでは、
収録される曲同士のバランスを取ることも必要となりますね。

「補正」という言い方をしましたが、
マスタリングは音源に関わる最終工程で、そのため当然大切な作業となります。
たまに見かける「海外マスタリング」作品というのは、
レコード会社の方が海外へ遊びに行ったついでにマスタリングしている訳ではなく、
それだけ音の仕上がりにこだわっているということなんですね。


そして、もう一つの作業は
曲間のブランク(無音)時間の設定です。

意外と知られていないようですが
CDを収録順に聴いた時の、曲と曲との「間」は
アーティストやレコード製作者がこだわって設定しているものなのです。

曲が持つ世界観やノリを、どのように次の曲に繋げるか。
一曲通して創り上げた「舞台」を転換させる訳ですから、
CD全体を一つの作品と捉えたとき、その作品の「演出」に大きく関わってくることが分かると思います。

余韻を残すか、あるいはスパッと転換させるか。
時には、クロスフェード(曲の終わりと次曲の始まりを若干重ねて繋げる)
という選択肢もあります。


以上、簡単ですがマスタリング作業の説明でした。


今となっては、音源は大量に簡単に持ち出すことができますし、
仮にCDを買ってもPCへ取り込んで聴く方がほとんど。
自分のお気に入りのアーティストの曲をシャッフルで聴くという方も多いでしょう。

その利便性を否定する訳ではありませんが(私も実際iPhoneで音楽聴いてます)、
CDを買ったときは是非、一回は収録曲順通りに、できればCDプレイヤーで聴いてみてください。

歌詞やメロディだけでなく、CD作品を作った人達の「想い」を感じ取ることができるかもしれません。


では、最後にちゃっかりリリース情報を。


TVアニメ『アイカツ!』新OP/EDテーマ
「ダイヤモンドハッピー/ヒラリ/ヒトリ/キラリ」
STAR☆ANIS
LACM-14099/税込価格¥1,200/Lantis
2013年06月26日発売

詳しくはランティスHP